歯科衛生士は歯科医院の乱立と予防への意識の高さから売り手市場の職種です。したがってどの歯科医院でも歯科衛生士の獲得に高い賃金と待遇を用意して過去にないほどの給与水準になっています。

給与水準は「歯科衛生士を獲得するため」に設定されているためボーナスの金額の元になる基本給（ボーナスは基本給×月数）は低く抑えて各種手当てで総額を多く見せる歯科医院が多く見られます。

新卒の給料としては他業種に比べて高い水準ですが、就職後の賃金アップは年間で多くて数千円程度です。従って新卒当時は同年令の水準より高い給料ですがある年齢から逆転し、時間の経過とともに現在では差が開く傾向にあります。

これも本来の給料は低くしたいものの「就職時に他の医院との差をつけないと応募してもらえない」という歯科医院の事情が反映されています。

給料平均

• 平均年齢：30.8歳
• 勤続年数：5.7年
• 労働時間：165時間/月
• 残業：5時間/月
• 月額給与：252,600円
• 年間ボーナス：372,700円
• 平均年収：3,403,900円

ボーナスは年収に含まれます

出典：厚生労働省「平成25年度 賃金構造基本統計調査」